祭りのあとの

いやぁ~、行ってきましたよーアーロン&學友コンサ。
お祭りが終わって、ちょっと放心状態。まだまだ振り返るのは早いかもしんないけど、忘れちゃうと困るのでさっそくコンサにおける印象的だった事柄などを書いてみようかなーと。
アロ&ほっやうコンサ・極私的覚え書き。

<<アーロン・クォック ジャパンツアー2002>>
~初めてアーロンに開眼す!~
■ステージ構成
アップテンポの踊れる曲→バラード→バラード→着替え→アップテンポの踊れる曲→以下繰り返しってのが大半の構成。あ、アップテンポの曲の後にアーロンが「はーい、みなさーん。座ってくださーい。」と言うのダ(笑)。その予定調和的なトコがすごくディナーショーっぽかったりもする。
ステージ中央のアーロンの立ち位置真後ろにスクリーンが設置されておりまして、ナマのアーロンを見ながら顔を動かさずスクリーンのアーロンも見られるという親切設計が嬉しい。けど、スクリーン上にはアーロンの姿だけでなく、熊のぬいぐるみが泣いたりする意味不明な映像が唐突に入ったりするので油断禁物。
■歌
アーロンの曲ってのをろくに知らん身なので、ある意味ものすごーく「無心」で聴くことができました。でもってちょっと眼からウロコ。アーロン、すっごく歌が巧いんだよ~。安心して聴いてられました。
でも、やはり歌ってくれる歌を共に歌えない(知らない)ってのは、コンサの楽しみを削いでしまうものかも。今度からちゃんとCD聴いて予習してから行きます(哀)。
知ってる曲が「狂野之城」(←94年)どまりってーのは我ながらどうかと思う(^^;;)。
あ、最後の「パラパラさくら」はかろうじて知ってんので楽しく終われた。踊った!
演奏は全体的に「カラオケ」っぽい音作り。別に大して音楽性にこだわってない感じ。それはそれでそもそもこっちもそんなことにこだわって観にいってるのではないのでOKだけど。
■ダンス
パシフィコのステージはとても狭く、「ダンスキング」の本領が発揮できるわけもない、という、最初からちょっと条件が悪い環境だったんですけど…けどもね、広いステージを縦横無尽に踊り狂うだけがダンスなのではないという事をアタシはアーロンに教わったように思うよ(笑)。
あのねー、ダンスが本当に巧い人って、狭くても踊れんの。魅せる魅せる。音にジャストな体の動き!そのキレの良さ&しなやかさったらアナタ!惚れ惚れしちゃう。もうね、足をシュッ、と上げただけで「ほーーー!(←感嘆)」って感じ。気持ちいいんだよ~。
■日本語
最も驚きだったのがコレ(笑)。なんでこんなに日本語巧いの???やっぱり愛は語学能力を培うのか…としみじみ。
「みなさんはK-1好きですか?」ってな発言が出たときは思わずウケた。
ちなみにノリカちゃんは初日の大阪公演を観に来てくれた後、K-1のお仕事で海外に行っちゃったらしい。単なる妄想かもしんないけどもさ、アーロンがノリカちゃんを想って一生懸命日本語を勉強してる姿を想像すっと、もうアーロン大好きになっちゃうよ。ケナゲで可愛くていじらしい!
ちなみに日本語の曲はとてもイイです。発音も完璧。心にしみた。
■衣装
オシャレとは個人の感覚なのでなんともいえませんが、アタシは個人的に今回のステージ衣装はとってもステキだと思いましてよ。ちょっと気障なチンピラ風。一歩間違うと松方弘樹、みたいな。テカテカしてる感じ。若々しさは少々ない感じ(笑)。ちょっとバカっぽくて。でもダサくはなかったです。
あ!太鼓叩いた時のお着物風衣装は異様に若々しかったですよ。シュンシュンと手裏剣飛ばすような振り付けもマヌケでイカシてました。
■総括
今まで、四大天王(この言い方も古すぎて言ってる傍から赤面しそうだが)の中で、唯一興味のなかったのがアーロンだったんです。でも、今回ステージを見て、アーロンの魅力ってのを初めて理解しました!もう、これが今回一番の収穫ですね。
アーロンは歌もダンスも巧く、人柄も良さそうで、努力家で、パワフルでした。見ていてとても元気が出ましたよ~。
コンサ前はチケットの問題とかもあっていろいろ大変そうだなぁ…って心配されたし、ステージも狭くて可哀相だったけど、与えられたその場その状況で自分にできる最高の事をしよう、というアーロンの気持ちが伝わった気がします。これをホンハムと比べたりしちゃ可哀相よ。
いや~、観にいって良かった。ホント。

<<張學友2002音樂之旅>>
~エロ大王降臨。世界一セクシーな腰を見た!~
■ステージ構成
曲順は、最新アルバムから徐々に古いアルバムの曲へと移行してゆく回顧型。印象の似た曲を3、4曲まとめて歌う、って流れ。ダンサーを使った曲目はきっちりと構成されている感じですが、ダンスなしの歌い上げ曲はわりとラフな感じで歌ってる印象。MCのせいかもしれない。(MCはところどころでダラダラと入る。)スクリーンは無し。その分、ナマの學友に視線が釘付けになる。アタシの席はかなり後方だったのでフツーに見てると何が何やら…って感じですが、双眼鏡で見るとめちゃくちゃオトコマエな顔をして歌ってるので驚いた(笑)。心構えも無く双眼鏡を覗くと妊娠するかもしれないので危険。
■歌
鼻炎だの体質虚弱だので心配される声の調子は最高に良くて、歌神の実力は十分に発揮できたんじゃないかな。歌はあえていうまでもなく巧いですし。バンドも最高。水準高い高い。最近の學友は音に対する姿勢がとても真摯なので、素晴らしいと思いますわ。
バンドを一人一人紹介してゆくスタイルもいつもながら高感度大!音がいいと、それだけで嬉しいですね。イマイチと思う楽曲でもCDより良く聴こえる。
前日のアーロンと違って、アタシ自身、歌われる歌の全部を知ってるし、共に歌えたりすんので、溶け込み方はナチュラルでした(笑)。
「捉迷蔵」は演劇性高くてグッドだと思いましたわ。「この曲、作ったのは僕だけど、手直ししてもらった」とか正直に言う學友。イイヤツだ。
「毎天~」のジャズ・バージョンも個人的に好きでした(嫌いな人多いみたいだったけど)。
反対に、「吻別」のロックバージョンはもう飽きました。
でもって一番ショック度高かったのは「李香蘭」。なんで日本語(呆然)。でもね、でも、歌詞がよければまだいいのだよ。あの歌詞がヤだ~。「行かないでー行かないでー」だよ。女々しすぎ。アタシの中での學友キャラってそういうんじゃないんだってばー。くくー(涙)。
てなこと言いながらも一緒に歌ったりして十分に楽しみましたけども。學友に対しては自分、ファンだという意識があるからやっぱり要求は小うるさくなるの(笑)。すまんね。いつものこと。
おっと。あとねーろくすぽ弾けないギター抱えるのはやめて~。あれ、かなり萎えたので。
■ダンス
うひひ。學友の音楽にそれほどツボがない私としましては、やっぱりステージに何を期待するかというと、その「張學友」という存在の見せ方みたいなものなんですよね。
で、ダンスもその大きなポイントのひとつ。「ちょっとばかし笑えるダンスよ」って始まる前に聞かされてたんだけど、嬉しくて嬉しすぎて笑えました。
ステキだったーーーダンス!あれをダンスといっていいものかどうか別として。ダンスキングではないけども、エロキングは健在!!萌え~。もう~~クネクネクネクネしてんだけどねぇ。フェロモン出まくり。
あのねー、ちょっと腰の周りが太った(?)感じなんですよね。そこがまた!枯れ木のような感じではなくて、適度に中年のヤラしさもありーの。でも、より一層スマートで、立ち姿の綺麗さは世界一、っつーね(笑)なんとも形容しがたいセクシー男らったー。大満足。ってなんだろーなー自分(恥)。
■日本語
日本語は…
あのー、こう言ってはなんですが、あえて中華明星に全部日本語MCさせる必要ってあると思います?學友のたどたどしい日本語とか聞いて、「かわいい!」とかって…アタシは個人的に言いたくないんですけどっ(涙)。
前日のアーロンの日本語に感動したくせに、なんで學友の日本語には萎えるのかってのは自分でもよくわかんないけど、たぶんその言語に向き合う気持ちの差のようなものがちょっと伝わったせいかも(?)←アーロンの場合自主的な感じがするけど、學友の場合ファンサービスだと思ってるような気がすんので。學友の日本語が巧くないってのもあるし。こんなこというと「努力を認めてあげなきゃ可哀相」とか言われるんでしょうけどねぇ。そりゃそうなんだけど…どうよ、「努力」って。
アタシは広東語を話す學友のままで日本に来りゃいいと思うんだけど。學友が真面目で何ごとにも真摯だというのは当然知ってますよ。こんなことしてくれなくても。學友に「日本語はもういいよ」と言ってやる人は一人もいないのかいな?周り中喜んでるとあの人、後に引けなくなる性格だと思うけども。
■衣装
今回のツアーは奇天烈衣装がないことを最初から知ってたので、安心して見ていられました。タキシード系はとても好きです。そもそもアタシが學友に抱く理想的スタイルってのがスーツだのタキシードだのの「かっちり系」なので、わりとツボに近く。銀髪も、今回の衣装には合ってましたね。ただちょっと、あの縦じま黒白衣装は…ニガテ。
■総括
今回の學友コンサは正直なところ試練でしたの、アタシにとって。12月に黄磊に転んで以来、我ながらあんなに好きだった學友にどうしてイキナリ興味なくなっちゃったのかわからない状態で、ちょっと自己不信にまで陥っちゃってたんですよね(笑)。ま、恋なんてそんなもんだけどさ。
いろんな人から気の迷いではないかと言われーの、「でも、きっとナマで學友を見れば気持ちが戻りますよ。」みたいなこと言われーのして。だからコンサート見るのはちょっと怖かった。内心、きっと何も感じないと思ってた。そりゃもちろん「他に好きな人ができちゃった」っつー単純明快な自分の心の問題なわけですが。そう思いながらも、何かを感じなきゃマズイという焦りみたいなものもあり。
だって、ナマ學友よ?いくら他に好きな明星がいても、これで何も感じなきゃ人間失格かもしれないじゃないの。仮にも前は大ファンだった人なんだし。こういうのって自分の人間性にも関わるよねぇと思うと、もう冷や汗もん。
でもね~、フタ開けてみればそこはさすが學友ですわ。そんなくだらない私の迷いもどうってことなく一瞬で飛ばしてくれちゃいましたがね。
學友は前以上にステキだったし、前以上にエロだった(笑)。でもって、アタシも、その濃厚なフェロモンに簡単にノックアウトされちゃいました。あひー。腰にクるー。でも、やっぱ正直なトコ、気持ちは以前のように戻らないのです。それは今は無理かなーって。
まぁ、こういう偏ったファンであるわけですがね、自分。いろんなファンがいるという事で許してもらおう。歌だけが好きなファンもいれば、顔だけが好きなファンもいるし、エロだけが好きなファンもいる、と。ってなわけで、これからも學友はアタシの中で「天下無敵のエロ大王」として存在してくれることを願ってやみません。ココロにセンセを、腰に學友を(爆)。

注:言うまでもないと思いますが、これはあくまでも「私が個人的に思ったこと」なので、ご意見違う方もどうか気にしないように。意見の違いなんてあってあたりまえなので。