「Morocco 横浜愚連隊物語」

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ソイヤー!な集団。
ビデオパッケージ見るだけではどうにもこうにも食指動かなかったんだけど、見たら楽しかったです。ソフトタッチ・アクション物。舞台になってる時代が私好みだった。
ギバちゃん(柳葉敏郎)ファンの皆さんにとって、実は影なるナンバーワン萌え映画と言われているらしい(?)作品。
題名から察せられるように愚連隊→ヤクザもの、ですけども、「どうせ大したことない」と思うべからず。思わぬ掘り出しもんだったりします。作りもしっかりしてるし(セットとかも豪華)、出演者も豪華。舞台が戦後すぐの占領下の横浜ってーのもすごく魅力的です。東京ブギウギ、ギブ・ミー・チョコレートの世界。

 

これ、実話だそうで、山平重樹氏の著書「横浜愚連隊物語 モロッコの辰」(大和書房)というノンフィクション作品が原作となってます。

横浜愚連隊物語 モロッコの辰
 

 「戦後まもない横浜を、無敵の愚連隊を率いて彗星のように駆け抜けた実在の人物、“モロッコの辰”こと出口辰夫。モロッコハットをかぶり、映画「モロッコ」を愛した、この陽気なならず者の生き様を描いたアクション映画」(宣伝文句抜粋)です。
映画の中ではモロッコの辰はわりと仁義を知ったきちんとした(?)愚連隊として描かれていますが(あ、もちろん辰の役はギバちゃんです。ものすっごーカッコイイの。)本当のトコ、辰さんはわりとめちゃめちゃなヤクザさんで、弱いものイジメなんかもありまくり、だったらしいです。
ま、戦後の混乱期に渡世人として生き抜くには生半可なワルじゃラチがあかなかったんでしょうが。

 

辰が一目惚れするカフェの女給さん(のちの恋女房)役をやってるのが岸本加世子なんですが…これ…ちょーっと無理ある感じ。ものすごくバランス悪いです。
ギバちゃんの演技も浮きまくってるしね。燃えるような恋のはずが、えらくクタビレた二人、って感じに見えちゃってるのが惜しいなぁーと思われ。キャスティング間違いましたねぇ。もちょっと若くて線が細い感じの純情娘がお相手だったら良かったかも。
つか、そういう問題以前にさー、前々から思ってんだけど…ギバちゃんって、女相手に恋愛感情を示すのって得意じゃない気がするんだけど?「踊る大捜査線」では青島刑事相手にあそこまでほとばしるような愛を表出できるのに(爆)、女相手だとどうしても色っぽくない気がすんのはアタシの目が腐っているからでしょうか。
正直な話、私は「踊る大捜査線」の大ファンでしたが、毎度毎度一番の楽しみはギバちゃんが織田くんを見つめる熱い眼差し&苦渋の中、搾り出すような「あおしまぁ~」の万感の呟きでありました。

 

閑話休題
ところでアタシがこの作品見た動機は言わずもがななんですが、お目当ての野村祐人は大して出番ありません(哀)。でも、この映画には「2」がありまして、そこにはもっとゆーじんの出番は多そうな予感がしております。よって、後日また「2」を見てから改めてこの場でご報告ってことで。誰も聞きたかーないのはわかってますよぅ。ううう。
出番が少ないながらも、ゆーじんはごくナチュラルなチンピラモードでした。街角でイキがってるトコを諌められて、なんとなーく辰ちゃんの愚連隊に加わってしまっていた。相変わらず巻き舌で「てめーゴルァなにすんだやぉー」(←ものすごーく聞き慣れてしまったよこのセリフ。)てな啖呵ふっかけてます。
ゆーじん…小物だ…。どうでもいいけどあまり小物臭さが染み付かないうちに、こういう役から抜けて欲しいんだけどねぇ。演技力あるのにもったいなさすぎ。

これ、中井貴一も銀座愚連隊のヘッドで登場するんだけど、かっくいいーんだよぅぅ。貴一が登場すっと、ぱぁーーっと画面に花が咲くんだよね。一瞬にして貴一ワールドに突入。オーラが違うね。
ああ~いつかゆーじんもこういうパーッと花の咲いたような役者さんになるかなぁ。手堅く巧すぎて結局、堅実な脇に定着しそうで怖いんですけど。そりゃそれでもいいのかもしれませんが、主役も張れる、って部分は持ち続けて欲しいなぁ。だって主演映画見たいもんさーと言ってられんのもあと何ヶ月か、我ながらわかりませんが(爆)。
とにかく「2」を見ねば。そそくさ。