「ステージ101」

ステージ101」というのは、昭和45年1月から昭和49年3月まで放送されていたNHKの音楽バラエティ番組だそうですが、私はこの番組を知りませんでした。
ま、当時は幼児だったってこともありますが、寡聞にして知識としても知らなかった。
当時の欧米のカバーやオリジナルの曲がふんだんに歌われていたというその若者向け音楽番組での名曲を集めた2枚組みベストアルバムを聴いてみました。

ステージ101ベスト

ステージ101ベスト

  • アーティスト:ステージ101
  • 発売日: 2001/10/13
  • メディア: CD
 

 丁度、ウチのBBSでマドンナの「アメリカン・パイ」に関する話が出た次の日にこのアルバムをふと手にしたところ、偶然この曲が入っていたのが聴いてみたくなったきっかけ。
テーマ曲からしてそのギターの音色やアレンジが激・70年代で「うひゃー♪イカす」って感じです。ビューティフル・サンディやイエスタディなどの洋楽お馴染みナンバーや、日本の歌謡界重鎮が手がけた曲がズラズラと出てきて、盛りだくさんで楽しいこと!
中村八大、東海林修筒美京平阿久悠、戸倉俊一、岩谷時子などシロウトでも知ってるお名前が多数見受けられます。
中で、今回初めて知ったんですが、村井邦彦さんという作曲家の曲がかなりイイ(というかアタシ好みな)のを発見。
あの、札幌オリンピックのテーマにもなった「虹と雪のバラード」を作曲した方です。

お目当ての「アメリカンパイ」ですが(注・この曲は最近私が騒いでいる映画「アメリカンパイ」とは全く無関係です。念のため。)、オリジナルは72年のドン・マクリーンで、最近はマドンナがカバーしてヒットした曲です。中華迷にはレスリーがパッションツアーで歌った曲、ってことで知ってる人も多いかな。
このアルバムではワカとヒロというコンビが歌っています。
すごくイイアレンジです。こんなに名曲だったんだ!って感じ。(いや、マドンナのはPOPすぎて(^^;))8分以上もある長い曲なんですが飽きない!何度もリピートして聞いてしまう。これ、いいわぁ~。
この曲って、ドン・マクリーンがバディ・ホリーに捧げた歌なんだそうです。
バディ・ホリー
私、思春期の頃大好きだったんですよー(もちろんオールディズとして、ですよ)。
彼は22歳の若さで飛行機事故で亡くなってしまったんですが、それを踏まえて聞くとさらに感涙。タイムラグがあるので「捧げる」というのもものすごく精神的な意味で、だと思いますが。アメリカの青春、ですからね。バディは。
ちなみにこの曲は72年当時、4週連続全米TOPになったそうです。すごく完成度の高い曲ですよね。

その他もCDに収められた曲は基本はアメリカンな楽曲が中心ですね。
アメリカンPOPSやフォーク、R&Bモータウンなどの流れを汲んだ曲などが多い。
同じ70年代でも、吉田拓郎でもないしユーミンでもないしはっぴーえんどでもない。
「歌謡曲」というカテゴリーの中での(つまりものすごく大衆向けの)音としての、このバラエティな感じが楽しいです。歌って踊っていい歌を楽しもう!という理屈抜きの喜びがある感じ。

CDには、101メンバーの女の子たちがステージ裏で打ち合わせなのか、おしゃべりをしている声も入っています。当時の雰囲気が感じられてとても新鮮!
なぜなら、彼女たちの口調ってのが、すでに「遺物」と化した若者のトーンなんですよね(笑)。なんていうか、活舌が良くてハキハキしてて、早口で、ちょっとオキャンな感じな話し方。可愛いの。以後の若い子(自分らエイティーズの世代も含む)のダルい話し方とは全く違う。
昔、昔、憧れたオネエさん達がそこにいた。

「オネエさん」といえば。私の中での最初の「オネエさんのイメージ」ってのはキャンディーズの蘭ちゃんだったんですよ(笑)。
いつか自分もああいうオネエさんになるんだ、と思ってた。色気があってカワイくて、オキャンで泣き虫で、ギャグも言えて…で、ケナゲな。
でも、私がオネエさんになる頃はいきなり時代が幼児化してしまっていた。
おにゃんこくらぶの誰かさんみたいなつまんないオネエさんが跋扈する時代になってしまった(哀)。
キャンディーズとおにゃんこのどこが違うのか?と言われても説明しにくいのですが、大いに違う。もう、全然、何もかもが違う。おにゃんこには謎がないじゃない?そういうのとか。いつまでも高校生でいるのが華、みたいな感覚とか。まぁ、いろいろあるけれども、アタシもそんな流れの中にいて、ものすごく幼いまま年齢だけオトナになってしまった。
そんな潮流は今でも続いてるような気がする。
大人になりたくない女の子たちが多い、ってのは、きっとキュートな大人の女性がいないからかもしれない。
男の人の好みが若い女性だから、ってことではないと思う。そんなものはごく本能的な部分の人類普遍の真理なんだし(笑)、人間はそんなトコだけで生きているのではないもんね。言い訳にもならない。
女性が輝ける時代は女性が作らねばどうしょうもないよねぇ。
そしてそれはたぶんフェミニズムではダメなんだと思う。そういう「権利」や「立場」の問題ではないんじゃないかなぁ、と。
まずは自分や自分の周りの人たちを愛すること、「悦び」の問題ではないかな。
その悦びの基になるものとして音楽というのは大切なものでは?と思ったりします。一曲の音楽で開放される気分。そんな感性が大事かなぁ~って思う。
話、逸れまくりだ(^^;)。1枚のアルバムを聴きながら、こんなにいろんなこと考えてしまいました。はは。