萩原恭次郎の「死刑宣告」

今日、古本市をつらつら見て歩いていたら、表題の復刻本を偶然!発見しまして、「ひゃ~~」とココロの中で歓喜の叫びをあげました。

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これ、萩原恭次郎という前衛詩人の詩集なんですけど、私はこの本をずっと「見てみたかった」んです。詩を読みたいってんじゃなく…いや、詩も読みたいんだけどそれ以上に、その「本、自体」をねー、見たかったの。
なぜならば、この本は「MAVO(マヴォ)」の同人芸術家たちがこぞって装丁に参加しているからなのです!
村山知義柳瀬正夢はもちろんのこと、なんと知るひとぞ知る(?)イワノフ・スミヤヴィッチ(←という日本人(^^;)や、タトリン(!)の写真版が組み込まれたり、岡田龍夫などのリノカットが挿絵のように入っていたり…詩そのものの活字も、かつて村山知義がMAVO誌上でやったように縦横上下に大きさも多彩に組んだ斬新なものになってるという…まるで構成主義の展覧会パンフレットみたいな、ステキすぎる!!!感動!!!な編成になってるのですー。

元々は大正14年に長隆舎というトコから発刊されたもの(こっちは古書価格ウン十万)を、これは昭和49年に日本近代文学館が復刻版として出版したものなのですが、もちろん内容は元の本そのままで、ペーパーナイフで開きながら読むという製本まで同じ。広告ページにも村山知義の「現在の藝術と未来の藝術」の案内などあり。読みたいなぁ。定価2圓だって。装丁は岡田龍夫。
今日、私が買うまで誰もページを開いた形跡の無い未使用モノだったので、ページを切ってしまうのがもったいないです。
嬉しい…
この本は私を待っていたんだわ…なんてなことを思いつつたまらなく嬉しく。
ちなみに萩原恭次郎は、同じ姓の萩原朔太郎と同郷です(ちなみに私とも同郷♪)。