「憎いあンちくしょう」

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「あンちくしょう」なんて言葉はすでに死語ですけど(笑)。
今、毎週お楽しみにしてるドラマが、これなの。
主演は兵ちゃんと加賀まりこです。
同じ話が1962年に日活で石原裕次郎浅丘ルリ子主演で、映画化されてます。ドラマの方は1970年のもの。
「恋人の女性との愛を見失い始めていた超売れっ子DJが、ある男女の遠距離純愛を成就させるために「ヒューマニズム」を信じて九州までジープを運ぶことに…」というストーリー(これだけを書いても意味不明ですね(^^;))。
「愛って何?」ってなテーマです。そういった形而上のことを考えあぐねたすえに、ものすごく形而下の単純なところに帰着するような話。
これねー感情の収拾つけるのに屁理屈が多いんですよ。いかにも全共闘時代だわ、って感じの台詞回しがちょっとクドイです(^^;)。
で、屁理屈こねるくせにワガママな男、ってのが大手を振ってるのもこの時代の特徴で。このドラマの兵ちゃんも、なんだかもースッゲー自己中心なんだけど…イイ。そういう役をやってもしっくり来る人なのだよねぇ。それはもう、彼が「まぎれもなくヤサ男」だからだと思う。ビジュアル的に。
ワガママを言ってエラそうにしていても、子供がスネてるような風情。吹けば飛ぶようで(笑)、威圧感がなくて、「なんだコイツ」って思いながらも、「許してやろう」って思える役得。まさに「憎いあンちくしょう」ですね。腹がたつけど、ちょっと可愛さがある役。
見た目も絶好調で、二枚目すぎて凝視必須の兵ちゃんです。ぽ。
でも、凝視してるといろいろ気づくのよ。ちょっと出っ歯なんだなぁ、とか。鼻、でかすぎだな、とか。痩せ過ぎだし、眉毛ばっかり太くてね。そういう微妙な崩れがなんともバランス良い(笑)。この人がどこかヌケた印象なのも、この愛らしい造作のせいかと思います。加えてこのドラマではスターがスターを演じるわけだから、特にカッコいい雰囲気で撮られてるってのもあり、なのかな(?)。甘々です。
加賀まりこは「月曜日のユカ」の頃の奇跡的な可憐さは影をひそめ、ちょっとお疲れ気味な感じ(化粧の問題か?)。でもこの人も顔がどうこうってよりイメージが可愛いのよね。子猫のようでさ。オーラが違うっていうかねぇ。
ギョウカイ人バリバリのディレクター:常田富士夫もオシャレ!70年代臭くってパツンパツン(笑)。
イマドキ、ウエストシェイプのスーツなんか着てる男のヒトは絶無ですから隔世の感がありますねぇ。こういうファッションはもう流行らないのかしらね?
只今全5回中3回まで見たところ。CSファミリー劇場で放送中です。