水戸しゃん、みーっけ♪

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タカラみりんの広告での水戸浄子もとい、上村香子さん(1975年)。
って、いきなり「水戸さん」なんて言っても誰もわかんないですよねぇ(^^;)。
ここ読んでる人でたぶん一人は通じる人いると思うんですけど(そう、Jさんアナタです(笑))。
水戸さんってのは今アタシが超級ハマっております「ありがとう(第2部)」に出てくる十(つなし)病院の看護婦さんなのよん。演じているのは上村香子さん。
先日'75年の「主婦の友」古書を読んでいたら、タカラみりんの宣伝に出てる上村さんを発見しまして、可愛らしい上村さんの和服姿に、「あ!水戸さんだ~(*^o^*)」なんつってすっごく嬉しくなっちゃったので記念に載せてみました。あは。

ドラマの中の水戸さんは、最初の頃は気取ってて神経質で、なんだかちょっとニガテかもってキャラなんですが、中盤に入るやいなやなぜかとってもキュートな存在に変貌し、可愛らしくてたまらなくなってしまうという不思議なヒトです。
「ありがとう」に出てくる人たちってみんな可愛らしいんですよね。
書いてる平岩弓枝さんの資質なのかなぁ。邪悪さがないの。意地悪だったり、横暴だったり、だらしなかったりもするんだけど、それが根深い暗さとか痛みみたいなものに通じない感じ。フラットっていうか…負の感情も理屈でわかる、という感じ。わけのわからないモヤモヤ感がない。
一方、今、「時間ですよ」も並行して時々見てるんだけど、こちらの作者の向田邦子さんは時々すごく人間の後ろ暗い処をくすぐるような、邪悪で意地悪な面もリアルに書いたりするんですよね。この二者の対比はけっこう面白いです。それってもしかしてエロの差なのかもなぁーと思うんですよ。
全くエロの匂いがしない平岩さんと、いつもどこかにエロが潜んでる向田さん。それが些細な感情の動きにも出てくる感じ。
それって脚本だけでなくって出演者にも言えるんだけどね。
だいたい主役級の男のヒトがへーちゃん(「ありがとう」)とマチャアキ(「時間ですよ」)だよ?エロの度合いが違うじゃん?
へーちゃんって全然エロじゃないんですよね。
「ちょっと間の抜けた憧れの王子様」ってのが記号となってるだけーみたいな人畜無害な存在。
だけどマチャアキの暴力的なまでの感情丸出しの表情はそのまま青年のエロスのカタマリのような気がするの。これでハマったら腰にクるぞ、みたいな(笑)。
一方のおかみさんも山岡久乃VS森光子でしょ。生涯お母さん女優みたいな山岡さんと、あの年になってもヒガシと何かあるんじゃないかと想像させる森さんで。でもってチータVS天地真理ってのもね、わかりやすい。少年と熟女。
つか、そもそも毎回風呂シーンが出てくるだけですでに「時間ですよ」の機能にはエロがあるってのは一目瞭然なのだけど。
そしてどうでもいいですが、かくいう私はお医者様ではなく風呂屋の孫娘だったりします(だから「時間ですよ」を家族はいつも見てました^^;)。