「ホーンテッド・マンション」

恐怖のお化け屋敷。でもその実態は、悲しい恋物語が眠っているのであった…。
娯楽の殿堂・ディズニーランドの真骨頂。楽しい!

ホーンテッドマンション  (吹替版)

ホーンテッドマンション (吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ディズニーのアトラクション系ムービー第3弾。(前2作は「カントリー・ベアーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」)
「世界一有名なお化け屋敷」を舞台にしたお話です。

家を売りたい、との知らせを受けて古い屋敷にやってきた不動産業者のエヴァース一家(=夫妻と子供2人。夫のジム役はエディ・マーフィー、妻のサラはマーシャ・トマソン。)に襲いかかるゴーストたちと解かれるのを待ち続ける古い「謎」…というのが軸になったホラー・ラブコメディ。

「謎」のなんたるかは子供レベルの話なので、謎解きの面白さは特にありません(オトナはオープニングで全部わかっちゃうしー^^;)。でも、次々と展開するテンポのよい「おどかし」が楽しい映画となってます。

子供にせがまれて観に行ったので、最初っから何一つ期待してなかったんだけど、案外面白かったのでトクした気分になりました。
チュロスだのポップコーンを頬張りながら、キャーキャーワーワー言いながら気楽に見られる肩の凝らない作品です。
でもでも、決して安っぽくはない。お金、かかってそう(笑)。
さすがディズニー。
子供向けのホラーなんてあなどるなかれ。細かいところまで手の行き届いた、しっかりした造りになっております。
なんつっても映像がいい!臨場感があるって言うかさ。
セットもとってもリアルなんですよ。ホントに主人公達と一緒にホーンテッド・マンションに入り込んでいくみたいなドキドキ感があるの。
でもって、脚本もいい。ダラけない、展開の速いストーリー。
オモチャ箱をひっくりかえしたようなあれもこれもの多彩な小道具もいい。
でもって奥さん役のマーシャ・トマソンが美人でステキ。
納骨堂でゾンビの大群がムクムクと起き出すシーンなんかはもう!大人であってもメッチャ怖かったりもするんだけど(笑)、楽しい。
おどろおどろしく暗い感じが無くて、まさにアトラクションの「お化け屋敷」のイメージ。
そして最後はハッピーエンド。
これはもう、アメリカン・コメディには欠かせませんね(^-^)。
アタシなんかハッピー・エンドを見るためにアメコミファンやってますからね。
エディーは個人的に、今まで観ていたものが頭の足りない「アホ」役ばっかりだったので(SNLのコメディとか)、まともなパパやってるんで、ちょっと意外だったなぁ。思えばもうイイトシだもんね(^^;)。