秋の夜長にやりたいことは…

宅配ピザとコーラを抱えてソファに寝そべってビデオ観ること、とか。
熱いホットチョコレートをベッドサイドに持ち込んで、本格ミステリーを読み耽ること、とか。
タツで編物、とか。
麻雀、とか。
熱燗と鯛の刺身でうっとり、とか。

 

「やりたいこと」だけを書き綴った「4001の願い」(the wish list)[バーバラ・アン・キプファー・著 向井千秋向井万起男・共訳 (文芸春秋)]を読みました。

4001の願い

4001の願い

 

 なんだか嬉しくなって、心が元気になる本です。
ポジティブでいられるかどうかは夢見る力にかかっている。
実現の可能不可能に関わらず、畳みかけるようにいくつもの憧れをリストアップすることで、人生に対する閉塞感が晴れてゆく。
単純なんだけど、イイ本です。
気楽に(あまり頭を使わず)気分を晴らしたい人はどうぞ。
訳者の向井夫妻もまた憧れの夫妻です。このお二人のエピソードを聞くと、どれも「のろけ」に聞こえるんだけど(笑)、それがなんとも微笑ましいのです。

私は高校生の頃、こんなことを思っていました。

「将来、いつかパリに住みたい。でも、それ以上に、「パリに住みたい」という気持ちを幸せな憧れとして、ずっともち続けられるような人でいたい。」

と。

この本のエッセンスはそんな気分に似ている。
実現できるかどうかは別問題としても、人には憧れの気持ちがあって、それをもち続けられるのもまた一つの得がたい才能だと思います。