その後の物語

大河「新選組!」最終回で、胸にグッとキたシーン、ベスト5。

1、最後のシーン。かつてこれから京へ上ろうとしていた時の隊士たちの希望にあふれた顔
2、それぞれの「その後」を解説してくれたトコ
3、ヒジカタ君がお兄さんの前で見せた涙の表情
4、回想シーンの龍馬(スローモーション)
5、サノスケが見つけた隊士たちの捨て書き

手っ取り早く言えば「2」、「3」以外は全部回想モードな部分ですね。すでにもう「現在」には悲惨な終末しかないわけだから、どうしたって昔のことを思い出しちゃうさ。
「1」、のラストシーンはかなり好きな終わり方でした。夢オチみたいでね。ああ、あんなツライことやこんな嫌なことも全部夢だったんだね…ヤマナミさん、生きてるじゃん!総司の顔色も健康そのものだ~みたいな。
人生なんて夢のようなものかもしんないし…と、しみじみと胸に染みました。
「2」の手法も大好きです。アメリカングラフィティでやってた時から好き。
登場人物の「その後」を、ほんの数行のわずかな情報で提示するだけで、物語が広がる。その先も生きて、いろんな人生を歩んだという圧倒的な厚みが、たとえば享年を示すだけでも感じ取れるんですよね。想像力のみ!の世界だけどその分自由な物語を描ける。
「3」は、とにかく可愛らしくて…あんな子供みたいな泣き顔を見せられるのは、目の見えない大好きなお兄さんの前でだけなんだろうな…というのがイトオシかったです。
「4」は大好きだったエグチンの龍馬の姿がもいちど観られてただただ嬉しかった。格好良かったなぁ。
「5」も、間接的な回想シーン。残された筆跡に夢の名残りが…滂沱。

ヒジカタくんもサノスケも斎藤も、局長が斬首されるその時も時代に立ち向かっていっている…というパラレルな描き方がすごく良かったです。
そして、それぞれの行く末に待ち受けている「その後」を歴史として知っている私たちは、あらかじめ定められたその道を駆け抜けてゆく彼らの姿を想像し、その物語を想うのです。
斎藤や永倉が生きていた時代は、私の祖母が生まれた時代でもあることを思うと、この物語もとても身近に感じます。ついこの間のこと。でも遥か昔のこと。

以上、雑感でした。