江戸村で芝居見物

日光江戸村に行ってきました。

ここに訪れる時、我が家はなぜかいつも天候に恵まれないのですが、今回も今にも雨が降りそうな曇天でした(でも、雪や雨の日に行ったこともあるのでそれよかまだマシですな)。

しかも寒い。
やー、いきなり寒くなったよね?昨日まで半袖着てたような気がするのに、もう息が白いよ…ぶるぶる。
しかしながら、これからが観光シーズン真っ只中の鬼怒川ですんで、お客さんは今まで見た中で一番多かったです。
芝居開演前にディズニーランドみたいに行列してる!
役者さんの追っかけみたいな人もいる。トイレも行列。おお。
どこでも並んで入らなければいけないのは面倒だけど、江戸村が繁盛しているのを見るのは嬉しいものです。役者さんたちも大勢のお客さんの前だと、生き生きしてるし。

江戸村というのは何か乗り物系のアトラクションがあるわけでもなく、ごちそうがあるわけでもないところで、じゃあ何を目的とするのだ?というと、「江戸情緒の見て歩き」と「お芝居」を楽しみに行くわけです。
私が一番気に入ってる芝居は「北町奉行所」のものです。
半露天の舞台で見るコメディの「遠山の金さん」なの。笑える。
かなり役者の個人的力量で笑わせるような舞台なので、面白い役者さんだとキリもなく可笑しいんですよ。
すごく気に入ってためちゃめちゃ面白い役者さんがいたんですが、今回は出ておりませんでした。
その方のお芝居を楽しみにしていたのもあって、家族して「あの人、いなかったねぇ・・」と少し淋しい気になりました。
どこかでまだ役者をやっているのだろうか?それとも仕事を変えたりして別のところで生活しているのかなぁ…とか、いろんなことを考えちゃったよ。
とはいえ、舞台は相変わらず楽しかったです。立ち見も大勢でて大繁盛。おひねりもびゅーびゅー飛んでおりました。
こういう日には、つい舞台でも話題になるのが客の入りの話だったりするね。
「木曜日が悲惨だ」とか「こないだは客席に一人しかいなかった」とか、そういう話を面白おかしく話す。
話術がいいのでこっちはゲラゲラ笑ってるけど、ふと冷静になると、江戸村もなかなか苦しいのだろうなぁと思ったり。平日でも休日の半分程度の客足が無ければ、これだけの施設の運営はきっと厳しいもんね。
だってとにかくキャストが多いし。人件費だけでも膨大だ。
江戸村の魅力はやはり役者さんたちなので、そこをカットするわけに行かないし。大変だ。

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一日に一度だけメインストリートを練り歩く「花魁(おいらん)道中」です。
なぜ太夫のことを「おいらん」と呼ぶのかというと、「(こいつ(=遊女)は)オイラの(もの)→オイラん」という意味だそうです。
つまり「この女は俺のだ」と多くの男に言わせる女(=太夫)が花魁なのですって。以上、ウンチクでしたー。
って、これ、間違いでした(汗)。
禿(かむろ=太夫の身の回りの世話をする見習いの若い娘)が遊女の事を「おいらン所の(あねさん)」と呼んだことからくるそうです。