リリー・ジェームズ惚れの一環で、ディズニー映画実写版「シンデレラ」を見ました!
リリーはもちろんシンデレラ。堂々たる主役です。
可愛くて魅力的なシンデレラなんですが、ビジュアル的にはまだちょっとおこちゃま風味が残ってるかな。
後々の美しさにはまだ到達してない”芋っぽい感じ”もたまらなくキュートです!
意地悪な継母にケイト・ブランシェット!
これがもう極悪非道な奴なんだけど憎らしいほど美人なんだわ。
演技も振り切っちゃってる。楽しそうw
芋っぽいシンデレラがこの迫力美人の継母に虐められてるのを見るとホントに気の毒で可哀そうでたまらなくなります。
でまた、意地悪な義姉の片割れが、おお!デイジー(@ダウントン・アビー)ではないか!
なんか、セツナイなぁ。こんな役で(哀)。
…って、虐められてるシンデレラよりも虐めてる姉を演じるデイジー(の、中の人。ソフィー・マクシェラ)に思いを馳せてしまってどうにもこうにも(汗)。まぁ、女優さんだからいろんな役を演じるのは当然なんだけど、どっかでデイジーとローズ=階下の人と階上の人、っていう対比を(観てる私が)引きずっちゃってるのかもしんない。
王子さま(リチャード・マッデン)は…あんまりイケメンじゃない(ってすみません、私感です(汗))。
でもね、気取ってない感じがいいんですよ。シンデレラと王子が並ぶと、なんだか立場も境遇も似通った高校の同級生みたいな雰囲気になるのがなかなかポップで良かったですw
途中、継母たちにイジメぬかれてあまりにも可哀そうで、見ているのがツラい部分もありましたが、いよいよもって辛抱も限界!って時に、
キタ――(゚∀゚)――! ベラトリックス・レストレンジ!…もとい、魔法使いフェアリー・ゴッドマザー!(ヘレナ・ボナム・カーター)
さすがの貫禄。
こちらもまた実に楽しそうに演じてました。
ケイトやヘレナのベテランの余裕が映画全体をまとめてくれているような気がして、安心して見てられました。ちなみに監督はケネス・ブラナー。もうね、「ザ・イギリス映画」って感じです。伝統はそのままに、新しい価値観も織り込みつつ、現代の人間が見ても違和感がなく仕上げているのがさすがです。
原作と違って、王子さまはシンデレラの見たくれだけでなく、内面(性格)にちゃんと恋をしている、という設定です。
シンデレラも王子様狙いでお城に行くのではなく、「見習い(従者だと思い込んでいる)」のキット(王子の愛称です)に会えるかも…と思って参加するんです。玉の輿狙いではなくて、純粋に恋する乙女なんですよ。
この作品がハッピーなのは、玉の輿であることはあくまで結果論であり、シンデレラが勇気と優しさをフル発揮して恋する人を射止めた女性として描かれているからなんですよね。
純粋なの!
この純粋さがリリーのイメージと相まってさらに素晴らしく輝いてる。
シンデレラって「選ばれたラッキーガール」のイメージがあるのだけれど、このシンデレラはそこまで受け身ではない感じがいいです。自分の人生を自分で選ぶ強さがある。見ている小さなお嬢さんたちが、「ああ、私も勇気と優しさを忘れずに生きてゆけばいつか王子様が…」と思えるかもしれない。
舞台や小物の美術は素晴らしく、どこまでも綺麗でうっとり。さすがディズニー。「夢の世界」という言葉の意味を、その豊かさを、じっくりとかみしめながら楽しみました。
とにかく当初の目的だったリリー・ジェームズの可愛さ爆発でしたし大満足です!