引き続き長安におります

『唐磚』を見終えた後、心はまだ長安に残っていて、帰りたくないなぁと思ったので、また唐の時代を舞台にしたドラマを見始めました。
長安二十四時』です。原題は『長安十二時辰』。

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日本版キャッチコピーは
「タイムリミットは24時間!爆破テロから長安を救え!」
中国版『24(トゥエンティフォー)』と言われている、らしい。
GYAOによるあらすじでは…

唐の時代、744年上元。長安の治安を守る靖安司の責任者・李必は、テロ集団の潜入情報をつかみ、元軍人の死刑囚・張小敬に免罪を条件に捜査を命ずる。やがて爆破計画を探り当てるが、残された時間はわずか!タイムリミットまでに陰謀を阻止し、長安の人々を救えるのか。ノンストップ・アクション時代劇。

…とある。2019年の作品(日本公開は2020年)。

物語はこの二人を中心に動いてゆきます。

靖安司の責任者・李必

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クールでお利口さんだけど、根っこには凄い情熱が隠れていそうな天才道士。演じる易烊千璽(イー・ヤーチェンシー)は人気アイドルとのこと。この役を演じた時はまだ17歳だというのに、めちゃめちゃ演技が巧い!

元軍人の死刑囚・張小敬

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いわく付きの死刑囚。ぶっきらぼうだけれど心根が優しくとことん人情派。誠実で義を尊び、身を挺してテロリストに立ち向かう姿に惚れ惚れする。演じる雷佳音(レイ・ジャーイン)は立ち回りが凄い上に感情表現も細かな演技派。

色でいったら青と赤、冷静と情熱みたいな二人が、知力体力精神力を駆使してテロ集団を追いかけてくのです。…って、まだ途中なのでこの先どう進むかわかりません。思いがけないところから裏切り者が出てきたりして、この先二転三転ありそう。まさかこの二人のキャラはブレないはず…と思っているけど、どうなるか。

このドラマをチョイスしたのは、中華エンタメに関して質量ともに驚異的な発信をなさっている「東京倶楽部★CLUB TOKYO」のmangoさんが強烈に推していたからです。mangoさんの知識と情熱は抜きん出ていて、そのお眼鏡にかなった作品であれば、(好みの有無はあるだろうけれど、作品レベル的には)間違いなさそうと思ったので。

昨今の中国ドラマは私にとっては未知の世界です。かつてはかなりの中華明星迷だったというのに、知らん俳優がてんこ盛りの「スター名鑑」まで売られている盛況ぶりだというのを、つい最近知ったくらい。

湯唯(タン・ウェイ)が見たい、という気まぐれで『大明皇妃』を見なければ、そして続けて『唐磚』に出会わなければ、足を踏み入れることはたぶん無かった。こんなタイミングでここに来たのも何かの縁です。聞くところによると、ブームに乗じてかなりの駄作も入ってきているらしいので、作品チョイスは慎重にしたいところです。せっかく火がついた好奇心に水をかけたくないですからね。

長安二十四時』の選択は大正解でした。ストーリーは面白いし、場の作り方がとにかく凄くて引き込まれます。命がけのタイムリミット物なので、次が気になりどんどん進みたくなる。
でも、思っていた以上に内容が複雑なことに途中で気が付きました。
本来サクサク見るべきであろうノンストップアクション系なのですが、時間通りに見ていっちゃうと頭(理解力)が全然追いつかない(汗)。

現在12話まで見たところですが、中途半端な理解のまま見てしまってはもったいないので、ひとまず小休止してここまでの話を再確認し、人間関係や場所の把握をきちんとした上で次に進みたいと思っているところです。ノンストップで事件は起こるのだけど、だからこそ一刻一刻に心を留めて見ていかないと逆に置いていかれちゃう。

このドラマで私の「長安惚れ」はさらに加速しました。ここに出てくる長安は、ゾクゾクするほど魅力的。迷路のような街のあちこちで狼煙が上がり伝令が走る。縦横無尽に駆け抜ける人の、誰が味方で誰が敵なのか?刻々と過ぎる時間とともに、人物の見え方も変わっていきます。人々の蠢きが街の蠢きとなり、まるで城市全体がまだどこだかわからない着地点に向かって動く大パノラマのように思える。

長安を知りたい思いは日に日に増しています。まさかの場所惚れ。まだしばらくは、ここ(長安城)をうろうろしそうです。

ドラマの最後に流れる曲(エンディング曲)が、話数ごとに変わる、という珍しい趣向をとっていますが、最初に聴いた曲のインパクトが凄くて(場の空気間にガッツリ合った曲、という意味で)忘れられません。
李白の詩『清平樂』に曲をのせたもの。

MVを貼っておきます。うっとりしますよ。作品世界を雰囲気だけでも味わってみたい方はぜひ聴いて!(映像的にちょっとネタバレありです)


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